昨日の、秋の夜長にブルーグラスミュージックを聴きながら「つなぎのクラフトビールとカレーを楽しむ夜」は、あいにくの雨模様でしたが、開催中は雨もやみ最後まで開催出来て良かったです。お越しいただいた皆様ありがとうございました!




昨日の、秋の夜長にブルーグラスミュージックを聴きながら「つなぎのクラフトビールとカレーを楽しむ夜」は、あいにくの雨模様でしたが、開催中は雨もやみ最後まで開催出来て良かったです。お越しいただいた皆様ありがとうございました!
雑誌「自遊人」特別編集 「九州のリアス みかんの国へ」 ができました。
みかんの国、津奈木町の魅力を、余すところなく伝えています。
当初、自遊人の誌面を使った特集記事の予定でしたが、緊急事態宣言が開けず「旅」と「暮らし」をテーマにした自遊人の3月号の発刊が見送られてしまったため、急遽小冊子として発行する運びとなりました。
データは近日、つなぎ町やつなぎ百貨堂関連のページでも公開する予定です。詳細が決まったらまたお知らせいたします。
ここはみかんの国だから、
みんなの暮らしの中にも、さまざまなみかんが息づいています。
町内の素敵なパティスリー、あんさんくには、かんきつを使った菓子だけでなんと12種類もあり、まだまだ増えていきそう。
そしてみかん農家の女性たちも、いろいろなお菓子をつくっておられます。
この日は、町の「ゼリー名人」として知られる千々岩尚子さんのお宅にお邪魔しました。
身の回りにあるもので色々な料理や保存食を作ってくれていた母に育てられ、尚子さんも料理が好きになっていました。
今では、熊本食の名人さんのひとりに、名を連ねておられます。
JA女性部の集まりや、つなぎスローフードの料理講習会、津奈木の人々は、お祝い事や行事、いろいろな会合の時にも料理を持ち寄ったり、みんなで作ったり、そして一緒に食べて親睦を深め合います。
そんな集まりで、皆が楽しみに待っているのが、尚子さんのつくるゼリー。
夏はビワ、秋は柿、そして冬はデコポンや甘夏。たくさん出来たときに、砂糖を加えて冷凍しておき、必要な時に取り出して、ゼリーにします。
この日はデコポンのゼリーをつくってもらいました。
デコポンの果汁と果肉がたっぷり。おいしくなめらかにするために、お母さんから教わったのが、ゼリーを煮溶かすときに少量の片栗粉を入れること。
だから、ちょっともっちりして、果実のおいしさが、口の中で長〜くとろけるんですね。
そしてこちらは、最近つくってみたというみかん大福。白餡の中だけでなく、みかんの皮にもデコポンの果皮が少し練り込んであります。
おいしい〜と、ぱくぱくご馳走になっていると、デコポンゼリーやみかん大福をごちそうになっていると、お隣の岩崎美津子さんから、「うちの柚子茶も飲んでいってー」と声がかかります。
マジマジ?いいんですか?わーいおじゃましまーす。
「柚子茶はねーー。作ってる時からいい香りにいやされるのよねーー」
ああーー和むーー
美津子さん、ご馳走さまでした。
津奈木のふれあいの時間は、手作りの食べ物がつないでいます。
(レポーター 小津奈木みかん)
こんにちは。産地レポーターの小津奈木みかんは、生まれてはじめてみかんのトンネルをくぐりました。すばらしい甘夏畑です。
(以下、写真はすべてカメラマンの平山賢さん)
なんともメルヘンチックな、夏みかんのトンネル。
岩崎敏一さんの甘夏みかん園です。
町が推進する環境共生型農業の理念に共感する農家の中には、Uターン後に就農し、0からみかんづくりをはじめた人もいます。甘夏と不知火オレンジを育てる岩崎敏一さんもその1人。45年間、関西のゼネコン会社で働き、6年前、定年とともに故郷の津奈木町に帰ってきました。
最初はのんびり暮らすつもりだったけれど、父親が持っていたみかん園が荒れて、樹が弱っていくのを見ているとかわいそうになり、「気がついたら自分で手入れしていた」のだそう。
栽培技術は、町の「環境共生型農業実践塾」(以下実践塾)で。「植物は水で育つんです。肥料は要らない。水はけをよくし、土の代謝をよくして、植物の成長する力を引き出す剪定の方法や手入れの仕方を教えてもらいました。」
「いちばん大変なのは草刈りですね。除草剤をかけないから夏は草との闘いです」日に焼けた顔で笑う岩崎さんですが、Uターンする前には、命に関わる大病を患い大手術も経験したそうです。
「西日が当たる条件のいいところに、先祖が苦労して積んだ段々畑の石積みがあって、みかんがあった。みかん園の再生とともに、私も元気になっていきました。」
そんな岩崎さんのつくる甘夏は、しっかりと樹上で完熟させ、3月の中旬くらいから収穫します。町内赤崎地区の高台にあるみかん園には、収穫を待つ甘夏がたわわに実っていました。
津奈木町で40年の歴史を持つみかんといえば…、そう、青くてもあまーい不思議なみかん、スイートスプリング!
青いときはこんな感じ。
青い時期の食べ頃は1月下旬~12月下旬までです。
そしてこのスイートスプリング、完熟させてもまたおいしい。(完熟期:1月上旬~2月下旬)
酸味が少なくて、さわやかな甘みが特徴です。そしてなんとも果汁が多く、かんだ瞬間にジュワーッとジュースがあふれる感じ。
そもそも、スイートスプリングとは…
温州みかんにハッサクを交配して選抜育成された交雑実生。 大きさはハッサクより小さいです。津奈木町では甘夏の栽培と時期を同じくして40年ほど前から栽培されていました。
病害虫に強く、栽培に手がかからないため、甘夏の防風林として甘夏園地の周りに植えていた生産者もいたそうです。
しかし、甘夏とそれに続くデコポンの人気に押され、地域内のほとんどの農家が栽培をやめてしまって、20年ほど前にはほとんど姿を消し、幻のみかんとなっていました。
しかしみかん健康優良児のような存在のスイートスプリングを復活させようと、津奈木の生産者が平成10年くらいから復活に向け動き出し、各地での宣伝販売会や地元ケーキ屋さんと連携したスイーツ開発などで徐々に人気が出てきました。そして、 平成18年に、朝日系列の「旅サラダ」で紹介されると一気に人気を取り戻したのです。
いまや、津奈木町を代表するみかんとなりました。ここまで来たのは、門崎敬一さんを会長とするスイートスプリング部会の功績が大きいです。そしてこのスイートスプリング部会はつなぎ百貨堂もメンバーなのです。
完熟スイートスプリング(以下完熟スイート)の話に戻りますと…。
青のスプリングもおいしいのですが、さらに糖度が増し、味が濃くなってくるのが、2月まで樹上完熟させたもの。
しかし、寒さを受けると果肉がスカスカになる「すあがり」現象を起こしてしまうリスクもあり、貯蔵して完熟させることも多いです。
そしてそれもおいしいのですが、
そのリスクを承知で、2月まで樹上完熟させた、その名も「黄金スイート」を作っている農家もいます。
それが、芳野芳美さん。定年退職するまでは、兼業で家業の農業に従事していましたが、定年と同時に本格的な専業農家に。
津奈木町役場が取り組む「環境配慮型農業」の実践部隊「つなぎFarm」の取り組みに共感し、実践塾に通い、無農薬無肥料栽培でのスイートスプリング栽培を行っています。
窒素肥料を使わなくなって、ミカンの樹が変わったと吉野さんは言われます。「ほら、樹も元気のよかでしょう?肥料を切ったら果皮もすべすべになって、皮まで食べられるえぐみがないミカンになるんです。JA出しの農家さんも、肥料減らしておいしくなったっていいますもん。腐れ菓も少ないってね。」
そうはいっても、なかなかの険しい圃場なのです。吉野さんはどんどん下ったりあがったりされるけど、小津奈木みかんは、吉野さんに借りた鉄パイプの杖を付きながらぜいぜいついていきます。
運搬モノレールがないと厳しかです。
今は百貨堂の他に、豊洲市場の通販サイトからも引き合いがあり、なかなか入手困難になっている吉野さんの黄金スイート。運がよければ、百貨堂でめぐりあえるかも。
おいしいものの陰には人々の汗と努力があります。
そしてこちらも今期残りわずかとなっておりますので、お早めにご注文くださいませ
ということで、果敢においしいみかんづくりに挑戦し続けるかっこいい吉野さんの決めポーズ!
届きましたか?送料無料、特選みかん詰め合わせ!
「いろんなみかんが入ってて、食べくらべが楽しみ!中に入っていた果系図が楽しかった」(横浜市 佐藤さま)
「友達にもすすめちゃいました」(宮崎県高千穂町 横川さま)
「30個以上は入ってて送料ひいたら安すぎます」(船橋市 Tさま)
などなど、嬉しいお声をいただいております。
ではでは、実際にどんなみかんが入っていたかをちょっとチラ見せ!
(3月1日現在では、津の輝き、いよかんが品切れとなり、ネーブルやパール柑などが入ります)
①赤崎ポンカン
②はるか
③いよかん
④完熟スイートスプリング
⑤津の輝き
⑥不知火(デコ)
(3〜7種類、季節によって変わります。品種はお任せください)
いちばんおいしい時にお届けします。
それぞれのみかんの特長は、このブログで産地の様子とともにアップしていきますね。
この日は撮影用に数種類のみかんをカットしたので、ちょっとアレンジもしてみました。
いろいろみかんのミックスジャムです。上記のみかんの果肉と果汁に加え、無農薬の赤崎ポンカンの皮も少量加えて風味をつけました。単一品種で作るより、味に奥行きが出ましたよー。ポンカンの皮は、別に重曹少量を加えて1度ゆでこぼし、砂糖煮してから加えてください。
さらに、皮ももったいないので、オレンジピールに
こちらは、カットして水にさらし、内側の白い皮がやわらかくなったら、ていねいにナイフでこそぎとります。
その後重曹を入れて1回煮てゆでこぼし、
そのあと砂糖を2〜3回に分けて入れて煮つめていきます。砂糖が透明な飴状になって残り少なくなったら(こがさないように注意)
網の上で乾かし(1日くらい)その後グラニュー糖の中に沈めて保管しておきます。
このほかにはマーマレードやゼリーなどもできますね。多品種だから楽しみ方も無限大!
送料無料は8日までです。
2月も残りわずか。春の足音が聞こえてきました例年ならあちこちに物販に行ったり、みかん狩り交流なども行うところですが、今年はかなわない…。ご縁があって、2月27日(土)、28日(日)は、福岡市南区花畑公民館のおひなまつりで交流会を行う予定でした。
町民&生産者&つなぎ百貨堂スタッフなどで、みんなで行こうと思っていたのですが…福岡は緊急事態宣言継続中…。(2月24日現在)一度はあきらめかけていました。
「規模は小さくても、やれることを。展示だけでもおひなまつりはやります」
と、花畑公民館のスタッフのみなさんは言われました。
では、私たちも、人は行けなくても、オンライン中継をしたり、みかんやおいしい特産品だけでも送らせてもらえないかと、お願いしたところ「喜んで!」とのこと。
2月27日(土)、28日(日)(10時〜16時)の花畑公民館のおひなまつりには、
地区の方々から提供されたひな飾りや
手作りのひな人形が、公民館内にずらりと展示されます。
その一角、このロビーで
津奈木町のプロモーションビデオを流したり、28日13時からは、
つなぎオイスターバルや、みかん山からのオンライン中継も。
さらに
津奈木町からおいしい赤崎ポンカンを量り売り。&人気のコノシロ甘酢漬け(このみ漬け)や、ちりめん、あおさ、寒漬なども販売予定です。
花畑公民館についてはこちらをどうぞ
学びあいふくおか・福岡市花畑公民館
尚、駐車場は公民館の前に3台。満車の場合は、公民館に声をかけて、花畑小学校に駐車できる駐車券をもらってください。
それではお近くの方、この週末はどうぞどうぞ、花畑公民館のおひなまつりにおでかけくださいね。
そして花畑公民館のみなさん、地区のみなさん、このブログをご覧のみなさんも
おちつきましたら、ぜひ津奈木町にもおこしください。お待ちしています。
★花畑公民館おひなまつり
2月27日(土)28日(日) 10時〜16時
★津奈木町PR&赤崎ポンカン・物産コーナーあり(土曜日は11時〜)
★津奈木町からのオンライン中継
2月27日 13時半
2月28日 12時30分くらいから14時くらいまで随時
福岡市花畑公民館
福岡市南区花畑3丁目35-6
TEL:092-566-9061
FAX:092-566-9841
e-mail:hanahata26@jcom.home.ne.jp
こんにちは。つなぎ百貨堂ブログの、産地レポート担当、小津奈木みかんです。
今回取りあげるのは、独特の甘い香り、そして甘みとコクもしっかりあるポンカン。各地で栽培されていますが、津奈木町が誇るブランドが「赤崎ポンカン」です。町内でも赤崎地区のごくわずかな農家で栽培され、当地では歴史のあるかんきつです。
栽培して50年の岩崎幸一さんの畑を訪ねました。
赤崎といえば、アートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」の舞台にもなった海の上に浮かぶ「旧赤崎小学校」の校区。みかん山の中にある狭い集落道を登っていくと岩崎さんのお家とみかん畑はありました。たわわに実るポンカン!いい香り。そしてなんてかわいい。
「ここにある木は古い木で50年。老木は木が大きいから、収穫するのに半日かかる」という岩崎幸一さんは父親の代からのみかん農家。現在は1町歩の面積でポンカンを育てています。「天草は姫戸のポンカンも有名ですが、赤崎のもなかなかのもんですよ」と笑う幸一さん。「構造改善事業で、みな甘夏を植え始めて、最初は値段がよかったんです。私は昭和25年生まれですが、景気がいちばんよかったのは中学生から高校生、それでも、昭和40年代、自分が20代の時まではよかったですね。みかんちぎりの時は、人夫さんを多い時は25人くらい雇ってましたから」すると横で、お連れ合いも「そうそう、10時と3時のお茶の時間のまかないが大変でね」と笑う。
「もう少しみかん畑を見ますか?」と促されてついて行くと…
なんと見事な石積み!
すばらしいー!と大絶賛していると「ひいひいおじいちゃんの代かその前か、ご先祖さんが積んでくれたものですね」とのこと。昔は麦や唐芋をつくっていたそう。
「いやー、最近まじまじと見たことなかったけど、言われてみれば見事なもんやなあ」とご夫妻も一緒に眺めました。
そして、岩崎さんのポンカン畑は、西向きの斜面。土は赤土です。
海側には強い風をよけるために防風林も。現在はちょうど剪定中で見晴らしがよかったです。
岩崎さんご夫妻がいうことには、「ここから海に沈む夕陽を見るのが最高なのよ」
そしてこの西日と、赤崎の赤土が美味しいみかんをつくる。と言われていました。その昔は、水俣地区の生産者と組合をつくり、生協と契約して納めていたとのこと。現在に至るまで、できるかぎりの減農薬を心がけ、土つくりをして育ててきた環境にもやさしいポンカン。その畑はふかふかで、間伐材をチップにしたものが敷き詰めてありました。
無論その味にも定評があり、名前はいえないけど、政界のドンにも送ったとか…。するとその横で、我が百貨堂の松本修平「そりゃーもう、うちの店に分けてもらうのに、5年も6年もかかったもん」とのこと。直売のお客さんでなくなってしまう稀少なポンカンなのでした。
そして幸一さん、納得が行くまで樹上で完熟させるので、松本所長が「そろそろほしいんだけど…」と言ってもなかなか売ってくれない。「まだまだ!俺がいいちゅう時しかだめぞ!」とじらされまくっているそうです。収穫したあとも、かごとかごの間をあけて風通しをよくして貯蔵し細心の注意を払って出荷します。ああー次は夕方に来て、ここから落ちるポンカンのような真っ赤な夕陽を眺めたい…。
そしてこれが、岩崎さんのポンカン
ちょっとでこぼこした果皮ですが、実際はやわらかくて子どもの手でも楽にむけます
切るとこんなかんじ
つなぎ百貨堂オンラインショップでも購入できます。
みかん王国、津奈木町のかんきつ類が、次々に旬を迎えています
そこで今年もやってきました「みかんフェア」
今年はおうち時間が増し増しなこともあり、全国送料無料キャンペーンを実施中です。
百貨堂のスタッフは、晴れた日は畑をまわり、バックヤードで契約農家さんのみかんを受け取り、選別もして、電話注文を受けて
と、この時期うれしい悲鳴を上げています。
そして毎年好評の「特選みかん詰め合わせ」もできました。
今年は3500円/8キロ箱、送料無料です。
店頭でもこんな感じで入り口近くにディスプレイしています。
特選詰め合わせは、旬を迎えたいちばんおいしいものだけを、つなぎ百貨堂のスタッフが、しっかり味を見て、選りすぐってお届けします。だいたい3〜7種類入ります。
2月17日現在は6種類くらい入ってます。品種の説明も入っていますので、読みながら食べ比べも楽しいですよ。
このみかんたち、どこから来るかというと、海をのぞむこんな段々畑から。収穫したみかんは運搬車(モノレール形式)がなくては、上げられないくらいの急勾配です。
こちらが店舗に到着すると、みんなで検品や箱詰めを行います。誰よりもみかんにうるさい松本所長の眼光がこの時期一段と鋭くなってます。
とはいってもこの通り、愛しいみかんを見守るやさしいまなざしですが…。
特選詰め合わせ、全国送料無料キャンペーン中。
ご家庭用はもちろん、大切な方にも。特別なみかんを贈りませんか?
ご注文は、店頭でも、お電話でも承っておりますよー
つなぎ百貨堂
TEL0966-78-2000 FAX0966-78-2118
営業時間 9:00〜18:00(FAXは24時間受付)
熊本県葦北郡津奈木町 1601 物産ギャラリーグリーンゲート内
地元ならでは!
すっきりとした飲み心地で、吟醸香がほのかに広がるお酒です。水俣の越小場産の「アイガモ農法無農薬米」を使用し、子供の様にやさしく、丁寧に醸した純米吟醸酒です。
「昔ながら」と「新しさ」を融合させた、若い杜氏がいる蔵[亀万酒造]
2017年のKURA MASUTERプラチナ賞受賞
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019最高金賞受賞
「純米吟醸酒 萬坊」
おすすめ飲み方 ひや、常温、ロック